健康?経営?「健康経営」ってなんだろう?

お知らせ 2020/03/25 2339 views

近よく耳にするようになった「健康経営※」という言葉。なんだろう?と思ったことはありませんか?従業員の健康管理を考え、実践する企業に対して言われますが、知っておきたい「健康経営」に関する基礎知識や実際に取り組める内容について紹介します。
※健康経営はNPO法人健康経営研修会の登録商標です

従業員の健康=会社の健康

「健康経営」は簡単に言うと、従業員みんなが心身ともに健康でいることが会社を活性化させ、ひいては業績アップにもつながるので、会社はそうした環境づくりに努めましょう、という考えのこと。
経済産業省の説明では、「健康経営とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」とされています。

企業としては、職場を快適な環境に整え、従業員一人ひとりの仕事量や職務内容を適切なものに調整することで、健康に支障をきたすことなく働けるようにすることが大切。そうした取り組みは従業員の健康を保つことになり、さらには仕事の効率アップや生産性の向上にもつながります。すると職場の雰囲気もやる気に満ち、活気が生まれ、結果的には業績の向上にもつながる、ということなのです。

経済産業省では、健康経営に取り組む企業を表彰する「健康経営優良法人認定制度」も創設。「従業員の健康管理をしっかり考えている会社」との認定をすることで、求職者や社会全体から評価を受けられるようにしています。

沖縄の「健康経営」はどうなっている?

経済産業省を中心に全国的に取り組んでいる健康経営ですが、沖縄の現状は?というと、もちろん県をあげて、取り組み促進の施策を行なっている状況。それにより、経済産業省から認定を受けた企業や、健康経営を意識し取り組みを始めた企業も徐々に増えています。
例えば、沖縄県保健医療部 健康長寿課は、県民一体の健康づくりのアクションプランである「健康おきなわ21」の中で「健康経営」ページを設け、沖縄で働く男女の生活実態、生活習慣と死亡率の関係や食事改善のコツなど、興味深いデータを公開。それらをまとめたハンドブックも制作。また、沖縄県独自の取り組みとして、健康づくりを積極的に実施している事業所や地域団体の優良な取り組みを、知事が表彰する「がんじゅうさびら表彰」も実施しています。
た、沖縄労働局では、安全で健康な県民の職場を実現することを目的に、県内企業に対して「ひやみかち健康経営宣言」を推進する事業を行なっています。

そのほか、協会けんぽ沖縄支部では、健康経営に取り組む事業所を「<福寿うちな〜健康宣言>事業所」として認定し、サポートする事業を実施。「事業所健康度診断結果」の配布や、ニュースレターの配布、健康づくりへのアドバイスなどを無料で行っています。

健康経営について取り組みたい!と思ったら、沖縄県の「職場の健康力アップ補助金」を活用するのもおすすめ。4月中旬から令和2年度の参加企業・団体の募集が開始予定です。ぜひチェックしてみてください。

詳細はコチラ↓
令和元年度「職場の健康力アップ補助金」活用企業・団体の募集について

従業員の元気は、企業の元気。どちらにとってもいいことがある「健康経営」の取り組みを、もっと盛り上げていきたいですね。

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